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フォルマーレ・ラ・ルーチェブログ

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2012年9月アーカイブ

Over the Rainbow

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9月も後半になりました。東京はまだまだ残暑厳しく、照りつく太陽に見舞われています。夕方は生温い風が吹くような・・不思議な時間も流れます。


今週は、一瞬豪雨のような通り雨もありました。その後、地上は水まき後のような、軽い清涼感をもちました。以前、タクシーの運転手さんが、毎日同じ時間に東京の住人全員で水まきをするだけでも温度が2℃下がるといわれたことを思い出し、宇宙の方から温暖化対策を促し、地球に雨(豪雨)を降らせているように感じた次第です。


そして、虹を見ました。いろいろなことが重なり、少々気持ちがいっぱいになっていました。何か得体の知れないもやもや感はMAX。嬉しいのか、悲しいのか。楽しいのか、苦しいのか。切ないのか、痛いのか。よくわからない感情で何かが溢れそうな時間を持ちました。


そんなところに、虹が!


そうそう、そうだった。物事は足し算、引き算だけでなく、掛け算、割り算もあるんだったな。数値上どこまでいっても割り切れることがないように、あいまいなまま進んで行くこともあるんだったということを思い出しました。


Over the Rainbow・・・

ドロシーは魔法使いを探しに旅に出ました。私も同じだな。できることならば、虹の架け橋、その向こう側に行き、願いを叶えてくれる魔法使いに会ってみたいと思ってしまう夢見がちな一人なんだ。


いろんな次元の中には、きっと割り切れる数字をもたない国や場所もあって、あいまいなまま、抽象的なまま、自分でいられるといういう国があるかもしれない。もし、そこにたどり着けたのなら、私は、持ち前をいかして、臨機応変に、てきとーに、テイク・イット・イージーに、楽に呼吸をするに違いない。

でも、私は、そこにはまだたどり着けず、いまここにいる。ここから逃げ出すわけにはいかず、役目を全うしなければならないんだ。


虹効果とも言えるような不思議な感覚。

新たな気持ちを得た瞬間、虹は溶けて行くように大空に吸い込まれて消えていきました。



「Elements of light ーそれぞれの光ー Part2」ご来場いただきました皆様、ありがとうございます。

朝から携帯破損など個人的なハプニングがあり、どうなることかと思われましたが、無事終了できましたことをここに感謝し、御礼申し上げます。


第一部のポートフォリオレビュー、そして第二部スライドショーを合わせ、参加者一同共に、たくさんの方の作品を拝見する日となりました。写真みたなぁー写真すごい。と率直に感じる1日となりました。(いかがでしたか?)


レビュアーとしてご尽力いただいた写真関係者の皆様、そして力強い作品を発表してくださった16人の写真家の皆様、本当にありがとうございます。

新進作家の方々は非常に緊張されているようでしたが、経験を積んでさらなるご発展を心より期待しています!そして、10年超えるキャリア組の写真家の皆様、ますます視点をクリアにされて、自由度深まる活躍を楽しみにしています。インターネットを介し配信されたアメリカ在住のギャレットさん、守田衣利さん、そして仙台の木戸孝子さん、重いデータをダウンロードする間、ネット次代だからこそできる賜物だと深く興奮し、感激いたしました。笑 (無事にみなさまにご紹介できましたよ!)日本に来られた際には本人を交えての催しを企画してみたいと思います。


写真を撮る、作るからはじまり、見せる、見る、見られると、あらゆる角度から写真を体験する(五感に訴えかける)内容の濃い1日となりました。静止画と動画の境目もなくなりつつある近未来の予感がしっかりと感じられる夜となりました。


鳥原先生、古市さんをはじめ日本写真芸術専門学校のスタッフの皆様、たいへんお世話になりました。


ありがとうございました!

いよいよ本日開催!第二部スライドショーはどなたでもご高覧いただけます。

どうぞお出かけ下さい!


第一部:ポートフォリオレビュー15:00-16:30(事前予約制、閲覧自由)

あなたの作品を公開レビューします。

レビュアー:柿島 貴志(写真専門ギャラリーPOETIC SCAPE 代表/ディレクター)菅沼 比呂志(ガーディアン・ガーデン プランニングディレクター)、鈴木 佳子(東京都写真美術館学芸員)、鳥原 学(写真研究者)、村越 としや(写真家)、伊賀 美和子(写真家)、山下 隆博(写真家)、吉原 かおり(写真家)

※多数のお申し込みありがとうございました。


第二部:16人の写真家によるスライドショー17:00-19:00

新進写真家:植田 真紗美、大塚 秀樹、大山 紘史、高藤 竜摂、田口 ひさよ、橋場 大、馬場 智行

写真家:伊賀 美和子、池田 宏彦、木戸 孝子、Garrett O.Hansen、中村 ハルコ

村越 としや、守田 衣利、山下 隆弘、吉原 かおり

会場:日本写真芸術専門学校

参加費:無料


作家情報 その4

■木戸孝子「The Ordinary Unseen - Tohoku -」

2011年3月11日。仙台在住の木戸氏が捕らえた震災後の写真をご紹介します。

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「地震が起こり、津波が来た。被災地に入ったけれど、最初は何を撮ればいいのかわからなかった。ただ、祈りながらシャッターを切るだけだった。でも、いったん撮り始めると、悲惨な場面だけ撮って終われない、と思った。撮っているのは破壊されたものばかり。しかし、撮り続けるうちに、その奥に、何物にも壊せない美しいものがあることを確かに感じた。非日常のように感じた。被災は、いつしか毎日の事となり、私はまた、ライフワークである、"The Ordinary Unseen" ?見えない日常?を捉えようとしていた。絶対に壊されることも創られることもない。ただ形を変えて存在し続ける。この、エネルギーの特性を考える時、私は生命の永遠性に思いをはせる。何物にも壊せない永遠の生命の輝きと、生死を超えてつながっていく命と命のきずなを、私はここで見つけたい。」


■村越 としや「MURAKOSHI Toshiya photographs 2004-2012」


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2006年の第一写真集「あめふり」から2011年の「土の匂いと」までに収録された全写真と今秋 刊行予定の「大きな石とオオカミ」に収録予定の写真をご紹介します。


■池田 宏彦「echoes」

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深い森や海や砂漠に一人でいるうちに、普段自分がそれを土台にして日々の暮らしを送ったり人とコミュニケーションを取っているリアリティが段々ずれていき、いつもと違う心持ちになるという経験をしたことのある人は結構いるのではないかと思います。数えきれない人が撮影し、被写体としては手垢にまみれた渋谷駅前交差点をあえて使い、あの感覚を表現しようという試みです。


山下隆博「country sign 2011-2012 愛おしき奇跡-Actual is a Miracle」


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"ここでは何も起きていない。何かが起きる事が奇跡なのかもしれない。しかし、私は何も起きない事も奇跡なのではないのかと思う。


吉原かおり「PHOTOGRAPHS」

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写真集「カプセルアパート」(2010年、TAP)と、『よびみず』(2012年、TAP)より発表。その他近年展示発表した写真をご紹介します。

■中村ハルコ「魚を売るイネさん82歳」

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この作品は、小樽市内で約40年間の間、魚の行商を営む女性に密着し撮影されました。早朝から市場で魚を一人で仕入れ、淡々と街で売り歩くイネさんの確かさと強さ。その明るい笑顔には、不確かな社会のなかで、真っすぐに生きてきた彼女の人柄がにじみでています。生き方に共感し、イネさんの表情をフィルムに、言葉を記憶に焼き付けた中村ハルコ1995年発表の意欲作!


ぎりぎりまで編集作業に取組んでくれた意欲作の数々。写真家9名をはじめ日本写真芸術専門学校卒業7名のみずみずしい作品をご紹介します。現代の空気感という曖昧な言葉は使わずとも現場に惜しげなく足を運び自らの視線で捕らえた筋の通った勢い放つ作品群。写真家の仕事がここにあります。

どうぞお楽しみに!



いよいよ今週土曜日開催のスライドショー。本日は、4人の作品をご紹介します。ご期待ください!


大山 紘史「Ripple」
陸の孤島と呼ばれた地域に都心へと続くレールが敷かれ、沿線は休む事無く姿を変える。田舎・地方・郊外・都市、我々が与えた場所への呼称。その境は曖昧で、絶え間なく成長や衰退を繰り返しながら変化し続け、我々の住処や故郷となっていく。いま私は将来名付けられるであろうどの場所にいるのだろうか。

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高藤 竜摂「境界線の喪失」
温室の中の植物と人工物はどちらも原始的な姿かたちをしているからなのか、植物はもちろん、人工物でさえとても艶かしくも感じる時があります。そして両者が次第にその境界性を喪失していくような感覚に捉われていきました。

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大塚 秀樹「13107」
ボロボロで誰も住んでいない無人の木造住宅。増築のあとが見える青いトタン屋根の家道路にはみ出て無造作に生え続ける植木。いつから存在していたのだろうか都市の地層を観測する。


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橋場 大「血と骨」
北から南に渡って延びた線、山手通り。人が生活していくためにできたいつの時代も変わる事のない道。その時代と共に壊され建て直され変化していく街。この道と街の関わり合いから見えてくる都市像をまとめた作品です。

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近くの神社でお祭りがあるようです。今朝は、お囃子の音で目が覚めました。

気になって外に出てみると、所々に御神輿休憩所ができています。

家やお店の軒先には、提灯、短冊が飾られ、神様を迎え入れる準備が整いつつあります。

明日が本番のよう。お祭りが見れるよう、しっかりと早起きしなくては。


さて、今週末15日に迫る「Elements of light part2」。先週リハーサルを行いました。本番に向け各自、微調整。さらなるバージョンアップで臨みます。


本日もまた2人の写真家の作品をご紹介します。


●守田衣利「Close your eyes, make a wish.」

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「人が産まれて初めて見るものは光。過去、現在、未来を紡ぐ光の先をずっとたどっていけば、ここにはもういない人、ここに産まれてこられなかった人たちに繋がっているような気がする。 」


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日本から飛び出した守田衣利は、NY、ハワイ、ロサンジェルス、サンディエゴといつも自由にテレポートしている印象。まっすぐに事象を捕らえそれに取組み、光をたぐり寄せ光に向かう人であります。今回の作品は、人が誕生し始めてみるであろう「光」からスタート。


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「ホームドラマ」シリーズで出会った彼女の被写体たちの成長と存在にも勇気づけられる「Close your eyes, make a wish.」.この夏帰省された際に撮られた湯気たつ勢いの新作です。ご期待ください。


● Garrett.o. Hansen「CENTRALIA

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アメリカ合衆国ペンシルベニア州セントラリア。良質な石炭が採れる炭坑の街に1962年 坑内( 地下 ) 火災が発生。退去勧告が出され、住人は強制移住。火はいまなお燃え続け今後200年以上消えることはないと予想されています。


この土地を認識し、どのように使われ、どのように変化したかということを記憶、理解することは、現代のアメリカの風景への理解を深めるためには欠かせないと語るGarrett.o. Hansen。

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3.11以後、地震、津波、自然災害の脅威が隠せず、さらに地の下で消えることなく燃え続けるセントレリアで起こりうる事象の残酷さに、人間が気づき手に入れた自然からの恩恵と辿るであろう破壊、破滅への道=地球という惑星の悲鳴を「再生」にどう結びつけるかつけられるのか、自己存在の在り方を問われ、つきつけられてくる作品です。


上記2人は当日欠席になりますが、大切な思いを作品にされました。それらを伝えられるよう場を設定しご紹介したいと思います!


9月です。まだまだ暑い日が続いていますが、すでに秋の気配を感じるようになりました。

今年もあと4ヶ月。2012年はアセンションの年と言われています。すでに何かが起こりつつあるのかもしれません。波動があがり、別な異次元に向かっているとしてもそこを受け入れ、変化に対応できるような強い自分、生きれる自分であれよと思い願う昨今です。


ところで、15日に開催する「Elements of light ーそれぞれの光ー Part2」。準備が着々と進んでいます。スライドショーですが撮りおろしでチャレンジされる方が多く、今まさに編集は架橋。出展者一同、実にパワフルな作品群です。

「それぞれ」という言葉が好きなのですが、個として弧を生きる個性といったらいいでしょうか、同じカメラを用いても選び取る力のある面々によるとこうにもなるのかというように、それぞれにすばらしい作品が誕生しつつあります。


では、本日は、2人の作品をご紹介します。


●馬場智行「孤独の左目」

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この作品は、円錐角膜をわずらう視力のない左目から見た作品になるそうです。視覚認識がいかなるものであるのかを深く探る試みから制作されたそうですが、目的の先にある、馬場さんが見つめる被写体の美しさが非常に優しく表現されていて、馬場さんの感性、柔らかさと鋭さに導かれます。


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●伊賀美和子「Learning How to Explore the Afterlife」


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人の死に対する再生・復活に必要な呪文を書いた古代エジプトの「死者の書」に準え、女の呪文を「生者の書」として写真表現にチャレンジされた今作品。「マダムキューカンバ」から一貫して登場する人形は、写真に生きるドラマの主人公。今回は、愛とバイオレンスに、サスペンスが加わり、行方の知れない印象に。

オリジナル歌唱ミュージックも加わり、まさにshowとして勢い放つ作品です。


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どうぞご期待ください!